心の声に従って旅立つ
少年たち
声咲く
2018年10月4日 木曜日
雪のシーズンに舞うイベントのリハーサルが
はじまって、冬への扉が遠くに見えてきました。
最近、コーチングで気がついたのですが
私がいつも自分を奮起させるような
大好きで信頼できるアンカリングになる
人物というのが少年たちばかりで
我ながらびっくり。
全然、女子の名が出て来ない!
私、やっぱり男っぽいのでしょうか?
本当に、私のような人間は
ほっとくと暴君になりかねないので
慈愛、慈愛、慈愛が大切です!
私のアンカリングになるだろうと挙げたのは
義経、桃太郎、星の王子さま
『もののけ姫』のアシタカ
『ネバーエンディングストーリー』のアトレーユ。
奇襲、冒険、戦い、
風、神秘、つらぬく義。
そういうエレメントが
私に勇気を与えるキーワードなんです。
しかも、実在したのは源義経だけで、
現代に生きてる人などは一人もいない。
コーチも笑っていましたが
どうしても、こういうラインナップ
になってしまうのです。
きっと皆さんにも、
こんな「憧れ像」が、おありかと思いますが
そこには子供の頃からの憧れや夢が
いっぱい詰まっている気がします。
さて、江古田の MoN には
布製表紙の『ネバーエンディングストーリー』があります。
大好きなミヒャエル・エンデの作品。
『MOMO』も『オフィリアと影の一座』
『満月の夜の伝説』も揃っています。
さて、アトレーユはこの『ネバーエンディングストーリー』
の主人公の一人。(主役はバスチャンですが。)
夢と光に溢れていた物語の世界ファンタジーエン。
彼らが住むその美しい世界の全てを食い尽くそうとする
“虚無”。その“虚無”と戦う少年の名がアトレーユです。
幼心の君(王女)より授けられし御護り“アウリン”を持ち、
ファンタジーエンの危機を救うべく、彼はゆく。
国も一族も捨てて、愛馬に跨がり、
弓を背負って、ひとりで旅立つアトレーユ。
少年には、危機を救う方法も、危険度合も、
敵の居場所さえも、わからない。
わからないけど旅立つ!
心の声に従って、行かねばならないから行く。
それが使命だと、魂が知っているから行く。
決意しなければならない時は
即決しなければならない…。
私、こういうシーンに弱いんですよね。
自分も、いつも、
こんな風にありたいなって思ってしまう。
ヤックルに乗って、夜明け前出てゆく
アシタカの出発のシーンも似ていましたよね。
アシタカも、運命に逆らわない。
私も、ちょっと似たところがあって。
その国の危機で旅立つってほど大仰な理由では決してないのですが
よく、めちゃくちゃな勝ち目もなさそうなことをはじめたり
不可能そうなことにこそ胸が高鳴るようなところがあります。
熟考なし
後先が考えられないので、
メンバーや家族にはいつも迷惑をかけっぱなしです。
彼らアトレーユたちは
風の種族なんです、多分。(勝手な思い込みですが)
私も絶対に風の種族でいたい。
考えてみるとアトレーユもアシタカも義経も
「弓」を使います。
ヒュン!って風の音をきって矢を飛ばす。
私、それで、ハープを弾き語りしているんだと思います。
私は剱の人間なので、弓の人間にはなれないけど
その憧れ要素をうめるのが
同じ弓を弾く「ハープ」=風の楽器
なのではないかと感じています。
強く願うと、奇跡のように
やってきてくれる幸運ってありますよね。
江古田を拠点にしてまもなくの頃
「古代ギリシャみたいな竪琴が欲しい」と思っていると
ある日、竪琴を作る人が現在のMoNに現れて
あっという間に手に入れることができました。
平安の昔から
剱でも「剱祓い」しますが
弓でも空弓して魔を祓う作法がありました。
竪琴の原理はそれと同じ。
私は剱舞でも風と共にありたい。
いつも、風を起こすような剱を振りたいと思っています。
剱の閃きにも、風切り音があります。
風の音に邪も魔も祓われてゆくと感んじています。
だから、剱を振ると
皆、元気になります。
心の霧や雲やモヤモヤも斬りはらってくれる。
だから、スキッと清々しくなります。
義経の五条大橋でのひらりひらりも
鵯越の奇襲も壇ノ浦の快進撃も
義経は一陣の風のように戦っただろうなぁ。
そんな風に想像するだけで、ジーンとくる。
私のアンカリングの師であり憧れであり
マスターなんです。
10/21(日)今度の江古田音楽祭(エコオン)の
日芸のライブも野外ステージだから風の中。
すごく楽しみです!
鬼メタル!!
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10/21(日)14時スタート
桜月流「鬼メタル FRM ミレニアム桃太郎」ライブ
入場無料 日芸江古田校舎
10/20(土)15時
南総里見八犬伝 戦国合戦絵巻
桜月流出演 館山北条海岸
入場無料
10/17(水)19時
旧暦で祝う「重陽の節会」 The MoN 桜月流
一会料(4000円 完全予約制)
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