常若になる美剱
「疫」を免れる…
免疫力とは!?

声咲く

桜月流は日本の技芸ですので
自然界がお手本であり
自然界との一体化を求めようとしています。

共に剱舞う者同士が
地球と月のように互いの中心を
探求しながら動けたら美しい。
そう、修練しています。

多人数で舞う時は
嵐が巻き立つように
花が咲く姿のように
水中を魚の群が泳ぐように
ありたい、です。

ひとり舞では
そのお花そのもの、
その月の精霊さんそのものを
映しこむように一体になれたら
最高の理想の境地です。

多分、桜月流が考えている
「自然」というのはネイチャーではなく
鴨長明『方丈記』の
「ゆく河の流れは絶えずして
 しかももとの水にあらず」
の絶えず変転するような
息吹を生じ続けているような自然です。
八百万の神と同一視される自然です。

そして、こんな理想を求めながら
剱舞をしてゆくことが
常若への道なのではないかと
考えています。

「常若(とこわか)」という大和言葉は
つまり…(色々抜け落ちちゃうけれど)
今風に言うならアンチエイジングです。
熱があって、みずみずしい
生命力を持ち続けること。

さすれば、心身が
若々しくいられる。

私はそんな風に感じています。

現代医学の方面では
免疫力のアップに通ず
ということになるのでしょうか。

桜月流をおさめると
免疫力がこんな風にアップする
など研究者とサンプルを取りたいです。
切望!

メンバーに縄跳びの世界的選手を
家族に持つ者がおりますが
彼はお医者さんと共に
縄跳びがもたらす身体システムの
変化についての研究をはじめています。

私は長距離走は嫌いですが
短距離&縄跳びが大好き♡

縄跳びは小さい頃からよく遊んだし
陸上部でもよく飛びましたけど
最近は子供たちに縄跳び離れも
あるらしく、勿体ないことです。
一人で鍛えても面白いし
みんなで協調しながら飛ぶのも楽しい。

最近は、堅いモノを食べない
カッターなど切れるモノを遠退ける傾向で。
何事もバーチャルが喜ばれる世の中…
縄跳びのような練習段階で
痛みが伴うことなどは敬遠される
理由になるのかもしれません。

でも、剱と同じで危険を伴うからこそ
真の和を学ぶことができるのだとも思います。

厳しい密教の修行中の行者さんの
血液検査をするという番組が
昔、NHKスペシャルでありました。
不眠不休行断食行をしながら
トランスのようになってゆく修行者さんの
DNAに変化が起こっていたという
結果の番組だったと思います。

スポーツ選手がプレイに集中したり、
行者がしかるべき行法を行ったりして…
まさにゾーンに入るというような時
身体の細胞に変化が生じてないとは言い切れません。
むしろ、何かすごい変容が生まれているかもしれない。

免疫力をアップさせるために
ビタミンや発酵食品を取るといいとか。
アロマで免疫がアップしたとか。
病は気からとか、
プラシーボ効果とか、様々ありますが。

私もあの番組と同じように
剱舞で、歌舞で
常若となって免疫力や元気の氣を
アップさせ、心身に変容進化することを
感覚だけでなく科学的にも実証したいなぁ。
そして、それを多くの人々に伝えたい
と夢見ます。

はてさて、免疫とは…
「疫」を免れる(まぬがれる)と書きます、ね。

ちょっと、これよく考えると
むむむ、一大事ではないでしょうか。

疫とは、疫病、疫鬼の疫です。
平安時代には、桓武帝の頃など
疫病が流行って、まさにパンデミック
多くの人々が亡くなりました。
それで都まで遷都し、まじないをして
加持祈祷で収束を願いました。

祇園祭の起源もまさにこの疫病退散です。
牛頭天王に疫鬼を祓ってもらおうとしたのです。

桓武帝の時は
酷い権力争いもあったので
祟りだとか、恐いことも噂され、
国家規模の神社祭祀も沢山整えられました。

あちらの神社でもこちらの神社でも
祭を活性化させ、疫を祓おうとしたのです。

免疫力という言葉は
この疫鬼を祓い免れようとする力とも
考えられます。

とすれば、
技芸の役割の一つとして
このことも心して置くべきかと思わされます。

剱舞は剱祓いして、疫を退治すること。
歌舞は言霊音霊で、疫を祓うこと。

おー。。。
そうしてゆけば
常若でいられるとも言えそうです。

だって、ゾンビは
熱を失って肉体も精神も冷たく硬くなり
水気も失ってカラカラの
ゴワゴワのシワシワになっています。
火の要素と水の要素を失っている状態です。
それは、枯れです!!
そして、その反対こそが常若です!

そんな風になりたくない!

純粋に剱を振ることは
日々、何度でも生まれ変わるように
剱で良き祓いをして
自分を高め清めてゆく作業とも言えます。

それを毎日行っていると
「疫」も去り、元気と若さが
永遠に続くようになる…。

免疫力アップのコツは、
食だけでなく習慣だけでなく
技芸に取り組んでみることにもあるのかもしれません。
技芸や演劇の発祥が神事にあるというのも
こうなってくると益々わかってきます。

どうぞ、美剱を皆さんも
体験なさってくださいませ!
実際にやるも、観るも、調います。
本当です!

一緒に、剱を振りましょう!!

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