6/21夏至祭を振り返って
声咲く
2017年6月28日 水曜日
昼と夜。
一年の営みの中で、最も昼が長い日。
それが、夏至です。
この日は陽の気が、
マックスになる日。
皆さんも、
心が、身体が、魂が、
燃えるように湧き上がって来ませんでしたか。
元気といってもいいし、
運気といってもいいし、
何か漲ってくるようなパワー。
縄文人も、夏至を知っていました。
祭祀をしていました。
この日がどんなに大事な日かを知っていたのです。
そして、また逆に…
夏至を前後にして、
多くの人が亡くなりました。
私の周辺でも、芸能界でも。
命を燃やし尽くすような
そんな時でもあるのかもしれません。
生きる、陽のパワーが溢れる時。
それを太陽から思いっきり頂く時。
それが、夏至祭です。
夫婦岩のように、
石と石の間から
夏至の太陽は昇り、
その太陽は直列な石と石の向こうへ沈む。
日御碕神社と経島のように。
ストーンサークルのおへそ石と日時計石の向こう側へ
沈むように。
だから、夏至祭の日は朝日からまず、
聖なる気をいただく必要があります。
そして、日の沈む方へゆき、
その夕日から残り火をお分かち頂くのです。
すると、夜が来ます。
夏至の太陽の気が一気に充満している夜です。
その日、そのマックスの気を使って
夢をビジョンを頂くのです。
また、この日の植物には力があります。
ハーブ、野草。
それらを、摘んで
それを枕の下に敷いて寝ます。
最も力のある太陽の光を浴びた
ハーブ、薬草たちが、
私たちに与えてくれるもの。
ヨーロッパでは、この日摘んだ
7種のハーブを枕の下に敷いて眠ると
将来の旦那さまの姿が見えるという
言い伝えがあります。
とても日本の作法にも
通じるものがあります。
そして、この日食べるものは?
こうして皆で感謝して頂きました、
その食べ物は何でしょう。
陽のパワーに溢れた身体を
陰の食べ物でバランスする。
陰の果物というと、桃!
桃やイチジクは陰の食べ物です。
夏至に合わせて、
私は初物の桃を和歌山から取り寄せました。
また、京都では夏至の日に
タコを食べる風習があるので
蛸ごはんと、蛸のお造り
そして、夏至や夏越の祓には欠かせない水無月。
そうして、夏至の日
太陽に感謝して、太陽のお祭りを
無事に終えることができたのでした。
これは、私が摘んだハーブと野草です。
私は、夏至に向かって
もう、パワーが充満してパワー全開で
ほとんど眠ることができず、
というか眠らずに仕事をしていました。
でも、この日
私は久々に、2週間ぶりぐらいに
ゆっくり十分に眠ってしまいました。
きっと、心身の陰陽が整ったのかな。
そんな風に思っています。