夢流しの鏡の舟
節会

声咲く

2/10(金)は、旧小正月の前夜でした。
この日、「夢流しの鏡の舟」節会を開きました!

これは、私が祖母から受け継いだとても大切な夢に関するお祭り。
「長き夜の遠の眠りの皆目覚め 波乗り舟の音の良きかな」という
上から読んでも下から読んでも同じという
回文=回り歌 を、両手で鏡文字で丸く描いて
その中央に、舟を一筆書きで書き入れたものを
枕の下に敷いて寝る。

そういうことをするお祭りの日なのです。

この日は、15名の方々とご一緒に、この鏡の舟を書きました。
鏡文字を書くのですから、ちょっと難しい。。。
真剣そのもの!

でも、どうして、このようなことをするのでしょうか?
これは、古く室町時代にまで遡る「宝船」の風習風俗に伝統起源があります。

こんな風に書きます。
(これは、数年前の写真です。)
口伝の部分もありますが、大方、これを書くことが中心です。

祖母は、私によくよく小さい頃から教えてくれましたことには、
「夢、というのは大切なものなんや。
 もし、人に夢が必要やなかったら見る必要あれへん。
 大切なもんやから、人は夢を見るんや。」
ということでした。

なので、私は幼い日から夢日記をつけるよう言われ
書き記していました。

夢というのは、自分の魂との会話のようなものであったり、
神さま、天からの伝言だったり…します。
もちろん、会社や学校のストレスが現れて、
それを自然に解消してくれてる夢もあると思います。

そのような夜見る夢を見るキャパシティが、
一年すると、詰まってしまい清め祓わねば
新しいいい夢が入ってくる余裕がなくなってしまうというのです。

それで、わるい夢や要らない夢を、舟に乗せて流してもらう。
そのために、この行事をするのです。

この和紙は、この日の夜、枕の下に敷いて寝ます。
そして、翌日、水に流すのです。
(今は、水に溶ける和紙を使っています♪)

私は、三保の松原や、お気に入りの清流の元へ行って流します。

こんな風に流すのです。
この行事の時に歌うヤマト歌があり、
その歌を歌いながら流します。

今回は、皆さんの前でも歌わせて頂きました。

鏡文字で書いた回り歌。
その中のお舟。
そのお舟に入らない夢を流してもらって
心身を清めようという先人の教えに驚かされます。

ほんの明治の頃までは、「宝船」売りという人たちがいて、
大晦日や節分の日に、このような絵を買い求め、
その絵を床の間にかけたり、枕の下に敷いたりしていました。

舟のお祭りなので、水と関係があるもの。
ですから、その紙は、元々はやはりうちと同じく
海や川へ流していました。

だんだん、いい初夢を見るための行事に変わって行ったようですが
私は、うちのこのお祭りの方法がより古式なのではないかと
感じています。

お祭りの後、皆さんと共に
小正月に食べる小豆粥を頂きました。
無病息災の縁起食です!

平安時代の「七種粥」としての
「あかあずき=赤アズキ」のお粥さんです。
お米、小豆、あわ、ひえ、きび、むぎ、ごま の七種です。

それから、各々のお名前は、
火の霊力をいただいたお炭で書きます。

翌日、皆さん、ちゃんと夢流しをされて…。
今、新しい夢、いい夢がたくさん入ってくる!
という不思議でマジカルなパワーを頂戴しているのでした。

翌日から、クリアに夢を見るようになりました、とか。
こんな不思議な夢見をしました、とか。
皆さんから、夢のお話が続々入ってきます。

本当に、不思議な風習のお祭り。
でも、きっと大切なことだから、こうして伝わっているのです。

女の子たち、女性たちに、
私はこのような日本の伝統風習としての
節会をお伝えし残してゆきたいと思っています。

先週の思い出を書きました!!

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