令和四年三月三十一日（木）
美剱道場　昇段試験『剱位の定め』

この日、本年度の桜月流一門 全昇段試験を
無事に終えることができました！！
「こどもみつるぎ」や学校での試験の締めくくりです。

コロナ禍、二年半ぶりの実施であり
桜月流全体が心待ちにしてきた時でもありました。

そして、今日、
師範たちと審査の全協議を終えることができました✨
新時代の到来を感じさせる若者たちの
技と精神の向上が強く感じられた試験でした。

本部 美剱道場の昇段試験『剱位の定め』は
最も難易度の高い試験科目が挙げられており
ここから師範になった者もおります。

 

冒頭、全員で世界平和を祈願する祈りの剱舞を
師範たちと共に奉納するのにあわせて、
一門たちと心をひとつに致しました。
ご見学にいらした全ての方々も同じように心を傾けてくださいました。

 

松木師範による開会のことばに続いて黙想、
私から順に上級生からはじめて全員が自分の剱位と名前を
出雲和紙の連名書に書き入れてゆきます。

 

 

日頃使い慣れていない者もいることと思いますが
墨書にて自分の名を剱位と共にしたためる時、
自分の覚悟のようなものがしっかりと湧き上がって参ります。

そして、はじめて試験を受ける者から、
二十年の上級者まで一同に技を披露して審査を受けます。

 

途中、中学生の女の子がすーっと正眼にした瞬間に
大雨がざーっとふりはじめたり、
組稽古でぐっと間をとった瞬間に
床がごーっと音を立てながら地震がありました。

私たちは自然界の中で生かされているんだと
我々全員が地球の息吹の中に溶け合うように生きているんだと
感じさせられるような体験がいくたびも
積み重なるようなひと時でした。

 

緊張感と、気迫と、純粋で真摯な心。

 

 

先輩は後輩の心配をしながら
後輩は先輩に憧れながら
皆が今日の精一杯の自分と共に
上の位を目指して心を傾けて、身体を奮い立たせました。

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