夏至です!

声咲く

夏至です✨
昼の時間が一番長い日。
陽の陽、極まれり、です!

日本では夏至祭祀を「旧暦の端午の節句」が担っているので、
海外に比べると夏至祭の存在感があまりない印象があります。

夏至の太陽と言えば二見ヶ浦や縄文遺跡など、
情緒的な節会行事というよりは、
プリミティブな夏至祭にその残り香があるように思われます。

夏至と冬至は一対。
夏至は地に、冬至は天に祈ります💫

夏至の日の太陽が高くなったら、
その「陽の火」を手元に移します。
その火を大地に置くと、結界になります。

「陽の陽極まれり」とは、
火のように熱い軽い上昇する気。
だから、この季節、身体は浮き上がるように軽く、
ふわふわ、まるで妖精パックのようです🧚‍♀️

しかし、陽が陽のまま突き抜けると、
身体がそのまま浮かびあがり続けてしまい、
大地と離れ離れになってしまうと言います。
それでこの季節、身体の不調を訴える人が多いのです。

つまり、燃えに燃えあがった身体とは、
赤い炭のように軽く熱くなり…
いつか爆ぜて消えてしまう、ような存在感覚…のようです。

だから、「一陽来復」の反転となる瞬間が
大切な救いとなるのです。
夏至の夕日に含まれる一滴の水が地に降り注ぎ
「一陰来復」となれば、気が下降するので、
浮かんだ身体も引力のように地に
引っ張ってくれるのだと聞きました。
地球の中心にある鉄のおかげでしょうか。

だから、夏至の火をシルシに立て
金気である剱に一滴の水をもらいうけて
大地に祈るのです。

場所によっては
剱より水晶の方がよい場合があり、
私は水晶を手に舞うことも多いです。

♬ウルナミ メヲこそ…   イヤマト

日が沈んだら、『夏至のツルギサイ』を致します。
天の気を大地へ、ツルギを持って突き刺します。
天の恵を運び、神鳴らすシラの歌舞です💫

木々の声や風の歌に耳を澄まし、
日月のさやけき光を身に受けて、
大地に感謝を捧げます

さて、SHIRAの舞、とは。

桜月流が創流当初から大切にしているSHIRAの剱舞は、
そこがどこであれ、ここに聖地を呼ぶとされる舞です。

舞とは「廻る」を語源とし、
ひらひら翻す様、渦で神を呼ばふこと、
両手に羽根を持つ姿などとも言われます。

それは、人が自然界と繋がりたいと願う
「ウイ(初)のひと息」からはじまる祈り。
プリミティブな祈りです。

螺旋をトレースしては、大地に切っ先を刺し鎮めます。
そこには「天から戴いたひとしづくの水を大地に垂らす」
という神秘的な意味が込められています。

 

夏至と冬至という対極を調和に向かわせる天秤には
陰陽水火(メヲみづほ)の配合の妙があります。

それはメモリが振り切れば戻りまた振り切ったら戻るという
自然界が持つ振り子振動のようです。

それが目にも見えぬほどの速さになればミクロに働き、
実世界では
の形に運動することでバランスされる。
うつろいゆく「美」のプロセスです。

宇宙の中心に自分が位置し、
そのバランスの渦中にありながら、
一瞬たりとも留まることなく我々は時を歩みます。

そんな当たり前のことを思い出させてくれるのが、
このSHIRA舞なのです🦚

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