三春の滝桜
神谷美保子『花数え歌』
震災の春、FUKUSHIMA
ササグ|PRAY
桜月流美剱道
神谷美保子『花数え歌』
震災後、最初に桜が満開に咲いた日、 2011年4月22日
日本の三大桜である「福島/三春の滝桜」に捧げられた歌
この日、滝桜はただ美しく凛と咲き誇っていました。人の喜びも哀しみも、小鳥たちのさえずりも、そして、多くの地震も水害も戦いも….、1000年以上何も言わずに見守り続けた滝桜。しかし、どんな時も、ただ変わらずその美しさを留めて咲き続けてきたのでしょう。
震災の年、東北出身の門下も多かった桜月流は、東北自動車道が開通するとすぐに、仲間の家族の元へ物資を届けに車で向かいました。宮城方面に向かう道の途中、福島だけはシーンと静かに静まり返っていました。
春になり暖かくなってきた頃、ある福島出身の道場生が「毎年溢れんばかりの人なのに、今年は誰も滝桜を観に来ない」と、そう言いました。
私たちは、日本を愛するメンバー、スタッフと共に、滝桜の元を訪ねました。
春をよぶヤマト歌『花数え歌』を捧げるために。
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『花数え歌』〜竪琴を持ちて〜
作詞作曲 神谷美保子
花 花よみ 花数え
月 月よみ 月さよ巡る
咲くや此花なりぬ 一二三四五六七八九十
ふるふるとふるべ すずろなこの花咲けや
咲くや此花 数えやこさざき 一二三四五六七八九十
ふるふるとふるべ すずろな月おつ花 照り咲けや