佐治晴夫先生と西本智実マエストロ、ご出演の「スイッチインタビュー EP1」(NHK)

声咲く

昨夜の「スイッチインタビュー達人達」
〜佐治晴夫先生×西本智実さん(EP 1)〜

生きる希望が溢れてくるような番組
なぜか、何度もうるうるしてしまうシーンの連続でした。

冒頭、美瑛の麦畑の中を大雪山をバックに
歩いてこられた先生をパシャリ!

サワサワと風に揺れる青麦と、
土を掘り進んだ水路の水音。
前日まで大雨だったのに、
先生はさすがの晴れ男さんです☀️

先生のおかげで、全行程の風景もお空も
この上なく美しい美瑛をおさめることができました。

バッハのプレリュードの演奏は、
それぞれの角度のカメラワークが
必要ということで何テイクも撮影されたので
現場にいる私達はリサイタルを
聴かせて頂いているようでした。

そして、先生の楽譜が、すごい。。。
これは、戦時中のドイツの楽譜で、
終戦直後、お兄さまが買ってきてくださったものだと
お話されておられました。
つまり、
756年前の、思い出の楽譜。
ジーンとします。

この楽譜から先生のプレリュードは
生まれているのですね。

西本さんは、「こんなに柔らかい音…」と
先生のお出迎えのオルガンに感じ入っておられるご様子。
全く、やらせがない出会いのシーン。

本当に、あの瞬間が初めてのお二人の出会いでした。
こういう撮影手法が、「スイッチインタビュー」の
リアリティなのでしょうね。

 

先生がまだ幼い頃、空襲で火の海になったら
聞けなくなってしまうからとお父さまに言われて、
お兄ちゃまと聞きに行かれたという三越のパイプオルガン。
軍刀を下げた憲兵さんのような服装で軍歌が演奏される中、
一曲だけ美しいメロディが降ってきて…

すると、お兄ちゃまが、耳もとで
「これが、バッハだからね。」
と、おっしゃった。

この音楽との出会い、バッハとの出会いが
「ボイジャーのゴールデンレコード」へと繋がってゆく。
おとぎ話みたいなシーンです。


小学校の先生が授業を休みにしてまで
同じく、戦時下破壊されるかもしれないからと
連れて行ってくださったという有楽町のプラネタリウム。

夕暮れとなり、星々の予感が映し出される中、
流れてきたのは『トロイメライ』の美しい響きだったと。

そのお話を聞いて、
西本さんがおっしゃった
「ドからファへという、天上へのはしごのような跳躍…」
という感性のワード。
あの時の、お二人のやりとりの間が
とても感動的な対話の瞬間でした。

それは子供の頃の先生のお心ともリンクするようで。
音楽家の感性と、
それを私たちに翻訳してくださるような科学者の分析が
積み重なって
一枚の絵のようになってゆきました。

私は、この対談をすぐ近くのモニターで
拝見していましたが、
なんだか観ている私たちまでもが
シューマンに救われたような気がして。
『トロイメライ』が頭の中で
ずっとこだましていました。

私の家に伝わる『夏越の古歌』の
フレーズも「ドからファ」なのですが
そういう通底の意味を
国境を越えて感じているのかもしれません。

 

さて、このボイジャーに搭載された
「ゴールデンレコード」のポストカードが
番組の中に登場したことを
覚えておられますか?

先生は防空壕にあった蓄音機から
鉄針も竹針も没収されたけれど、
ハガキに溝を伝わせながら自分の歯あてて
骨伝導で『月光』を聞いていらしたと
お話されておられました。

これは、そのエピソードを語る時、撮影現場で
実際に先生がお手に取り、お使いになったもの。

私が、カメラの画角に入らぬよう
階段脇の柱に忍者のように身を潜めて
お側で聞いておりましたら、
そのシーンの撮影直後、
先生がご褒美みたいに
このポストカードをくださいました💓

これはもう、宝物です💫

先生のプレリュードの生演奏はもちろん、
先生が自ら手作りカスタマイズなさった
真空管アンプで聞くNASAの「宇宙音」も
めちゃくちゃ素敵でした♬

真空管の音って、もう本当にそこの目の前で
演奏してくれてる、歌ってくれてるような
感覚になるのです。

私は、先生が出演してくださった
桜月流の舞台やステージレクチュアの中でも
この「宇宙音」で舞わせて頂いたりしているので
音源自体は存じ上げているのですが
先生のアトリエでお聞きするこの音はまた格別。

「宇宙が、そこにある」
という感覚に誘われました。

 

それから、
先生のピアノがインサートしてくるところは
何だか涙が出ました。。。
なぜだか…
先生の音楽は、
なぜか人の心を震わせます。

先生の弾くピアノの鍵盤を拝見していると、
小指とか、すごく微細に使われていて
この上なく優しい響きを生み出されます。
先生の地球上への想いが、
溢れておられるのでしょうね。

でも、本当の優しさというものには
芯もあるので、先生は下丹田を使って
弾いてらっっしゃるようにもお見受けするのです。
(勝手に、考えてます!)
佐治家は武家でらっしゃるし、
お父さまは毎晩、外で真剣を振っておられたと
お聞きしたことも思い出されて。
(想像は膨らみます!)

そして、
先生はいつも
プレリュードを奏でる時、
ボイジャーくんを思って
弾いておられるんじゃないかなぁ。

私は、そんな風に感じます。

 

番組スタッフの皆さま、
静香さん、本当に本当に編集お疲れ様でした。
やはり、思っていた通り
伝説的なスイッチ回だと思いました!

来週7/4(月)は、エピソード2、後編です。
皆で、拝見致しましょう‼️
まだ、ご覧になっておられない方も
ぜひ、再放送をご覧くださいませ。

◼︎本放送【Eテレ】(29分)
次回 EP2:7月4日(月)22:50~

◼︎再放送【Eテレ】(29分)
EP1 :7月6日(水)0:25~  ※火曜深夜
EP2 :7月13日(水)0:25~ ※火曜深夜

どうぞ、お見逃しなく✨


夕日と満月が一緒に見えるという美瑛の特別な丘をご案内頂き、
クルーがロケ下見の時に、カシャ! 撮って頂きました。

【追伸】
私、ずっと思っているのですが
💛先生の生涯、朝ドラにしてほしいです💙
いま、日本中が求めている人類の希望、だと思います。
監督、朝ドラスタッフの皆さま、お願い致します!

  • SHARE

声咲く・最近のエントリー

  • 恵比寿の駅ビル《アトレ7階》 にて 「こどもみつるぎ」クラス開講!

    恵比寿の駅ビル《アトレ7階》 にて 「こどもみつるぎ」クラス開講!

    恵比寿/よみうりカルチャーで 「こどもみつるぎ」のクラスが 10月より開…

  • 十六夜

    十六夜

    十五夜のお月さまにお供えした 衣被(きぬかづき/里芋を皮のまま蒸したもの…

  • お月見 待宵月から十五夜へ

    お月見 待宵月から十五夜へ

    十五夜の前夜 音羽にて「月見の宴」がありました。 剱に月の光を映して 美…

  • 大好きなパイプオルガン奮闘記!

    大好きなパイプオルガン奮闘記!

    神谷美保子、パイプオルガン💓 リベンジ中です!! 佐治晴夫先生が米寿のク…

  • 私の愛刀が

    私の愛刀が

    私の愛刀が、いま、 両国刀剣博物館に展示されております。 室町時代の古刀…

  • “ TSURUGI-剱- ” とは

    “ TSURUGI-剱- ” とは

    ファッションブランドの関連のショーに出演です。 お客さまは海外の方々ばか…